聞くところによれば、スマーフォンの性能は来年くらいでPSPや3DS並みになる。とのこと。であるからして、DeNAやGreeがコンソールゲーム業界と組んで、クオリティの高いゲームをソーシャル化して、自らのプラットフォームで出していこうという戦略が成り立っています。
そこで任天堂は思い切って3DSを大幅に値下げして、まずは普及させることに賭けました。これは結構な賭けです。
この戦略は、もともと任天堂やソニーが持っていたもので、端末(ゲーム機)そのものでは儲けず、むしろ赤字販売してでも、競合に勝ち、ソフトの魅力で攻めていき、ソフトで儲ける戦略です。
これに対して、Appleの戦略は、クオリティの高いデバイス(iPod)を開発して、人々を魅了し、ファンを作り、さらに新しい機能を増設して(iPhone) 、大ヒットを飛ばし、さらに携帯とPCの中間の製品を(iPad)出して、とりこになったファンにさらに自分の製品を買ってもらおうとおうもの。しかも、OSは自社制作で、ソフトは3RDパーティが出せるが、30%も手数料をとる、完全なるプラットフォームビジネス。これはいまのところ天才的な経営者(Steve Jobs)のもと、見事に成功しています。
日本企業になんとか復活してもらいたい、となれば、任天堂の次なる一手は、アップルがやっていない、ソーシャルの要素を入れることか。。任天堂とDeNAとかの思い切った提携等があるかもしれません。どーでしょうか。とにかく頑張れ日本企業!
日経WEB版より
任天堂、「3DS」大胆値下げのワケ
こうしたさまざまな痛みを伴うことを覚悟しながらなお、任天堂が3DSの大幅値下げに踏み切ったのはなぜか。1つは任天堂の事業モデルが関係している。任天堂は実はゲーム機そのもので収益をあげることをさほど重視していない。製造原価が安く収益性の高いソフトを 拡販することで稼ぐのが基本姿勢だ。岩田社長は3月の米国での講演で「ゲーム機は、どうしても遊びたいソフトを楽しんでいただくために仕方なく買っていた だくもの」とすら語っていた。「マリオ」や「ゼルダの伝説」など豊富な有力ソフトを抱える任天堂ならではの発想ともいえる。
しかし、ソフトを売るためにはゲーム機が幅広く普及していることが大前提となる。たとえ短期的に「売ったら赤字」という状況が生まれても、中長期的に考えれば、まず3DSを普及させることが最優先、と考えたのが今回の決断の背景にあるわけだ。
4~6月期の3DSの世界販売は71万台にとどまったが、1600万台という今期の目標は維持した。年末商戦に向け「マリオ」など人気ソフトの投入にも力 を入れる計画で、値下げと合わせて今期中に最大限の普及を目指す方針。岩田社長が切った「値下げ」というカードは今後、2~3年間の任天堂の収益動向を左 右することにもなりそうだ。
(生川暁)
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